憲法改正の危うさ

11月3日憲法記念日に4万人の人と、自公、維新、希望を除く野党が9条の憲法改正反対の抗議デモを行った。たかだか4万人が反対したところで国民投票には盈虚は少ない。懸念しているのは憲法改正の中身と国民を騙す巧みな戦術である。憲法で重要なのは、国民主権と基本的人権である。為政者にとって最もやっかいなのが人権である。表現、言論、職業選択など戦後の民主主義の原点である。憲法9条は、軍国主義日本が再び軍事国家とならない様にアメリカが憲法に盛り込んだものである。
そこで、憲法改正を憲法9条に焦点をそらせ、しかも自衛隊の存在を明記するということで胡麻化されはしないかとても心配である。自衛隊を明記するだけなら、国民の大多数が自衛隊の存在を認めているから、別に改正しても良いと思うだろう。野党も9条反対を前面に出しすぎると、その罠に引っ掛かりやすい。その裏には、憲法の持つ人権、国民主権、自由などを制約する改正が行われようとしている。憲法9条の自衛隊明記を憲法改正の目玉として挙げておき、国民の目をそちらにそらせておきながら実は自由や人権に制約を加えられることが憲法改改正の目的なのである。しかも、9女に言及すると、後で買付け加えられた序文が前の条文より優先する。したがって、武力行使を行える自衛隊の存在を9条の1,2項を残して追加すると、追加された3項が優先され、前の条文は形がい化する。
憲法改正とは、国民があまり良く理解していない、また関心が薄いところを狙った為政者の巧みな戦術である。この点を見逃すと、後世にとてつもない禍根を残すことになる。
野党は、9条反対を声高に叫ぶのではなく、憲法改正が国民の生活にどのような影響を及ぼすことになるのか、その実情を明白に示し、国民に訴えかけていくことが求められる。
さもないと、改憲論者の巧みな罠と戦術にまんまと引っ掛かりはしないかという懸念がある。

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by katze210 | 2017-11-05 12:08 | たわごと

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