超異次元緩和の副作用 地銀内定辞退者続出


「地銀の採用面接が練習台にされているようだ」。地銀の人事担当者の間ではこんな会話が交わされている。今年4月入行組の採用は波乱含みだった。空前の売り手市場で大量の内定辞退者が出たのだ。「全体の2割もの辞退者が出たところもあったようだ。学生は社会の変化に敏感だ。地銀の将来を不安視している」(大手地銀幹部)  超低金利が継続する中、地銀の体力は確実に低下している。「メガバンクが打ち出した人員の大幅な削減は他人事ではない。いずれリストラに踏み込まざるを得ない」(同幹部)というのが共通の認識だ

これまで地銀は地元自治体の指定金融機関を務め、安定した基盤に支えられた経営は盤石、地元の就職ランキングでは常に、県庁、電力会社とともに「御三家」の一角を占めてきた。しかし、いまやそれも昔話になろうとしている。

日銀がさ進めてきた超異次元緩和の副作用として銀行の利益が上がらず、高齢化に伴いリストラを始めたからである。本来は、高齢者を減らして若者を採用したかったところだが、リストラにより先行き不安が高まり若者の内定辞退者が相次ぐ事態となってしまった。基本的にこれまで金融界は超エリートで高給取りであったことが問題の種となっていたので、銀行がリストラするというのはある意味健全な方向ではある。しかし、問題は、景気刺激策の超異次元緩和により企業の設備投資や個人の収入が増えず、銀行の収益が低下していることである。バブル崩壊では証券会社が倒産したが、超異次元緩和では銀行が倒産するリスクが高まっている。

本来なら賃金の高い銀行に就職したいはずであるが、若者は安定志向が強いらしく、銀行を避ける動きが見え始めた。これでは経済が回復しても人材が不足して倒産する銀行も出てくる可能性がある。

出口の見えない超異次元緩和、ビットコインだけが賑わっている。


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by katze210 | 2018-01-19 09:45 | 時事

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